ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
アメリカ文化をリポートしたテレビ番組をつくるために、カザフスタンからやってきたリポーターのボラット。ホテルのテレビでみた女性を追いかけ、カリフォルニアを目指す旅に出る・・・
映画館に観にいこうか迷っていたが、映画トモダチが難色を示したため結局行かず。
正解だったなあ。
つまんない。。。
アレとかコレとかを皮肉ってんだな、ということは察するのだが、
批判とか風刺とかって域でもないし、コメディとしてもおもしろくない。
かといって嫌いとか拒絶反応ということもなく、要するに退屈であった。
結構話題になっていたし、ほめてる文章もたくさんあるけど、
うーん、全然わかんない。
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
BORAT: CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN
2006年、アメリカ、84分
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン、ケン・ダヴィティアン、ルネル
映画館に観にいこうか迷っていたが、映画トモダチが難色を示したため結局行かず。
正解だったなあ。
つまんない。。。
アレとかコレとかを皮肉ってんだな、ということは察するのだが、
批判とか風刺とかって域でもないし、コメディとしてもおもしろくない。
かといって嫌いとか拒絶反応ということもなく、要するに退屈であった。
結構話題になっていたし、ほめてる文章もたくさんあるけど、
うーん、全然わかんない。
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
BORAT: CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN
2006年、アメリカ、84分
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン、ケン・ダヴィティアン、ルネル
ツォツィ
彼のおかれている環境は、ひどいもんだと思う。ほんと。
でもそういうこと以上に、主人公たちの暴力まみれの姿に嫌悪感。
荒れ果てていた少年が赤ん坊との出会いを機に更正の道を進めるか……といういわば「再生」の物語なのだけど、
それよりは、彼によって人生をめちゃくちゃにされた人たちのことを考えてしまう。
ただあれで主人公が繊細な容姿を持つ美少年だったりしたら、またずいぶん違った印象になるだろうし、それはイヤだな。
暴力を見て感じるこの嫌悪感てなんだろうなあ、と常々思っていたが、村上龍の小説「 半島を出よ」でそんな感情の出どころが表現されていた。
そういうことかも。
その分ひ弱なのかもしれないけれど、ひ弱でいられるこの日々に感謝。
ああいう展開で「希望」とか言われても、なんだかなあ。
子どもを抱いたたった「今」は希望のかけらを掴もうとしてるかもしれないけど、
あの環境が彼に本当の希望を手にすることを許すのか。
アフリカ。アフリカ。
アフリカだよ。まったく。
ツォツィ
TSOTSI
2005年、南アフリカ/イギリス、95分
監督: ギャヴィン・フッド
出演:プレスリー・チュエニヤハエ、テリー・フェト、ケネス・ンコースィ
でもそういうこと以上に、主人公たちの暴力まみれの姿に嫌悪感。
荒れ果てていた少年が赤ん坊との出会いを機に更正の道を進めるか……といういわば「再生」の物語なのだけど、
それよりは、彼によって人生をめちゃくちゃにされた人たちのことを考えてしまう。
ただあれで主人公が繊細な容姿を持つ美少年だったりしたら、またずいぶん違った印象になるだろうし、それはイヤだな。
暴力を見て感じるこの嫌悪感てなんだろうなあ、と常々思っていたが、村上龍の小説「 半島を出よ」でそんな感情の出どころが表現されていた。
そういうことかも。
その分ひ弱なのかもしれないけれど、ひ弱でいられるこの日々に感謝。
ああいう展開で「希望」とか言われても、なんだかなあ。
子どもを抱いたたった「今」は希望のかけらを掴もうとしてるかもしれないけど、
あの環境が彼に本当の希望を手にすることを許すのか。
アフリカ。アフリカ。
アフリカだよ。まったく。
ツォツィ
TSOTSI
2005年、南アフリカ/イギリス、95分
監督: ギャヴィン・フッド
出演:プレスリー・チュエニヤハエ、テリー・フェト、ケネス・ンコースィ
ラスト・キング・オブ・スコットランド
30万以上の国民を虐殺した、実在のウガンダ大統領、アミン。
ヨーロッパから医者として訪れた青年は、アミンの類まれなカリスマ性と気さくさに惹かれ、知らず知らず抜き差しならない状況に追い込まれる……
エグい……。実在の人物にあまりにも肉薄しているため、悪夢が甦るから観たくない、
という人たちもいたと、以前何かで読んだことがありました。
きっと、アミンにはすごい魅力があったんだろうな。
何回だまされてもやはり新しい権力者に手を振る人々。
今度こそ、という期待か、恐怖体験からそうするしかなかったのか。
ふつうの青年が、ふと気づくと地獄にはまりこんでいた。
普通すぎたゆえにはまっていくその姿はすごく身近で身につまされて、おそろしい。
いつも思うのだが、一体どこからどう変わっていくことができるんだろう。
クーデターに次ぐクーデター。エイズの蔓延に加えエボラ出血熱の流行。
それでも、経済がわずかに上向きになり、エイズの感染率も低下傾向らしい。
よくなっていこうとしている、といえるのかどうか。
よくなっていってほしいよ。
ラスト・キング・オブ・スコットランド
THE LAST KING OF SCOTLAND
2006年、アメリカ/イギリス、125分
出演:フォレスト・ウィッテカー、ジェームズ・マカヴォイ、ケリー・ワシントン
ヨーロッパから医者として訪れた青年は、アミンの類まれなカリスマ性と気さくさに惹かれ、知らず知らず抜き差しならない状況に追い込まれる……
エグい……。実在の人物にあまりにも肉薄しているため、悪夢が甦るから観たくない、
という人たちもいたと、以前何かで読んだことがありました。
きっと、アミンにはすごい魅力があったんだろうな。
何回だまされてもやはり新しい権力者に手を振る人々。
今度こそ、という期待か、恐怖体験からそうするしかなかったのか。
ふつうの青年が、ふと気づくと地獄にはまりこんでいた。
普通すぎたゆえにはまっていくその姿はすごく身近で身につまされて、おそろしい。
いつも思うのだが、一体どこからどう変わっていくことができるんだろう。
クーデターに次ぐクーデター。エイズの蔓延に加えエボラ出血熱の流行。
それでも、経済がわずかに上向きになり、エイズの感染率も低下傾向らしい。
よくなっていこうとしている、といえるのかどうか。
よくなっていってほしいよ。
ラスト・キング・オブ・スコットランド
THE LAST KING OF SCOTLAND
2006年、アメリカ/イギリス、125分
出演:フォレスト・ウィッテカー、ジェームズ・マカヴォイ、ケリー・ワシントン
約束の旅路
「ユダヤ人」という存在は、わたしにはとても不思議。
2千年もの間、世界中に離散した人たちがひとつのアイデンティティを持ち続けられるということが。
いまもイスラエルを目指さざるを得ない人たちがいることが。
この映画の登場人物たちは、生き延びるためにイスラエルを目指した。
母親によって、ユダヤ人を騙って命をつなぐ旅におくり出された主人公。
ゆるぎない国家に所属して、家族もいて、ということがいかに自分を守ってくれているか、あらためて思う。そういうものを持たずに小さな子どもがサバイバルする苛酷さ。
青年時代の主人公が、かなり好み♪(タイプとは違うんだけどなー)
なので結構彼に寄り添って観てはいられたのだが……
音楽がねえ。センチメンタルすぎ。
「ほら、かわいそうだろ、かなしいだろ、感動だろ」って感じで、しらけちゃう。
もちょっとクールな方がかえって心に響いたと思うな。
約束の旅路
VA, VIS ET DEVIENS/GO, SEE, AND BECOME/LIVE AND BECOME
2005年、149分、フランス
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:ヤエル・アベカシス、ロシュディ・ゼム、モシェ・アガザイ
2千年もの間、世界中に離散した人たちがひとつのアイデンティティを持ち続けられるということが。
いまもイスラエルを目指さざるを得ない人たちがいることが。
この映画の登場人物たちは、生き延びるためにイスラエルを目指した。
母親によって、ユダヤ人を騙って命をつなぐ旅におくり出された主人公。
ゆるぎない国家に所属して、家族もいて、ということがいかに自分を守ってくれているか、あらためて思う。そういうものを持たずに小さな子どもがサバイバルする苛酷さ。
青年時代の主人公が、かなり好み♪(タイプとは違うんだけどなー)
なので結構彼に寄り添って観てはいられたのだが……
音楽がねえ。センチメンタルすぎ。
「ほら、かわいそうだろ、かなしいだろ、感動だろ」って感じで、しらけちゃう。
もちょっとクールな方がかえって心に響いたと思うな。
約束の旅路
VA, VIS ET DEVIENS/GO, SEE, AND BECOME/LIVE AND BECOME
2005年、149分、フランス
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:ヤエル・アベカシス、ロシュディ・ゼム、モシェ・アガザイ
ぜんぶ、フィデルのせい
1970年代、パリで何不自由ない暮らしを楽しんでいた9歳の女の子、アンナ。
ところが両親が共産主義の活動に目覚めてしまい、生活が激変。それも全部フィデル・カストロのせい?!
かっかわいい。。。主役の女の子にメロメロ。
しもぶくれの仏頂面、とことん幼児体型。こういうのに弱いです。
社会運動に目覚めた両親にふりまわされるアンナ。
親は人々のために団結するんだといいながら、その行動が家族にとってどうなのか、
ってことには無頓着。いいことしてるんだから理解しない方がおかしいって感じ。
NGO活動にのめりこんでるヒトに似てるかも。。。
アンナが発する疑問はストレートで、的を射ている。
「前は間違ってたの? どうして今は間違ってないっていえるの?」
「団結と人まねを間違えたことはないの?」
などなどなどなど。
勝手な親だけど、アンナの鋭い質問に決して逃げないとこはいいなと思った。
(「中絶ってなに?」なんて質問も拒絶はしないのはえらい)
アンナにとって理不尽なこともたくさんあるんだけど、
自分で考えて、受け入れて、新しい世界でたくましく生きていくアンナ。
生きてくにはそんなに強くなんなきゃいけないんだな、と思うとちょっと哀しくもある。
でもその強さはステキ。
ぜんぶ、フィデルのせい
LA FAUTE A FIDEL!
2006年、99分、イタリア/フランス
監督: ジュリー・ガヴラス
出演:ニナ・ケルヴェル、ジュリー・ドパルデュー、ステファノ・アコルシ
ところが両親が共産主義の活動に目覚めてしまい、生活が激変。それも全部フィデル・カストロのせい?!
かっかわいい。。。主役の女の子にメロメロ。
しもぶくれの仏頂面、とことん幼児体型。こういうのに弱いです。
社会運動に目覚めた両親にふりまわされるアンナ。
親は人々のために団結するんだといいながら、その行動が家族にとってどうなのか、
ってことには無頓着。いいことしてるんだから理解しない方がおかしいって感じ。
NGO活動にのめりこんでるヒトに似てるかも。。。
アンナが発する疑問はストレートで、的を射ている。
「前は間違ってたの? どうして今は間違ってないっていえるの?」
「団結と人まねを間違えたことはないの?」
などなどなどなど。
勝手な親だけど、アンナの鋭い質問に決して逃げないとこはいいなと思った。
(「中絶ってなに?」なんて質問も拒絶はしないのはえらい)
アンナにとって理不尽なこともたくさんあるんだけど、
自分で考えて、受け入れて、新しい世界でたくましく生きていくアンナ。
生きてくにはそんなに強くなんなきゃいけないんだな、と思うとちょっと哀しくもある。
でもその強さはステキ。
ぜんぶ、フィデルのせい
LA FAUTE A FIDEL!
2006年、99分、イタリア/フランス
監督: ジュリー・ガヴラス
出演:ニナ・ケルヴェル、ジュリー・ドパルデュー、ステファノ・アコルシ
「アララトの聖母」
カナダに住む少年ラフィは、1915年に起こったオスマン・トルコ帝国によるアルメニア人大虐殺を描いた映画に参加することに。
少年の父親は、アルメニアの自由を求めて闘ったアルメニア人。映画に関わるうち、父親は英雄だったのかテロリストだったのか、何のために死んだのか、疑問がふくらみ、ついにアララトへと旅立つ決意をする――
トルコ政府によるとアルメニア人大虐殺はなかったことになっていて、ほとんどタブー。
2006年にノーベル文学賞を受賞したトルコ人の作家は、トルコ政府に対して虐殺を認めるべきと発言して国賊扱いされてる。受賞に関してもトルコ政府は怒ってたっけ。
どこの国にもこういうの、あるんですねえ。
ある出来事があったのかなかったのか。
いろんな証拠や証言から判断して、自分の信じる「事実」としていくしかない。
登場人物それぞれの「歴史」への向き合い方、もがき方は、人ごとではない。
印象的だったのは、たくさんのアルメニア人が強制的に移送させられていくシーン。
どこまでも続く緑の大地に、青く突き抜けた空。
こんなのどかで平和な風景のなかを、
大切な家族や友人を失い、自身もむごい暴力をうけた人々が、
ふるさとを追われて歩いている。
そのコントラストが非現実的で、でもこれが現実なんだなあと思った。
ところで、「アララト山」はノアの箱舟がたどり着いたところ、という説があります。
「アララトの聖母」ARARAT
2002年、115分 、カナダ
監督 アトム・エゴヤン
出演 デヴィッド・アルペイ 、シャルル・アズナヴール 、アルシネ・カンジアン 、マリ=ジョゼ・クローズ 、イライアス・コティーズ 、ブルース・グリーンウッド
少年の父親は、アルメニアの自由を求めて闘ったアルメニア人。映画に関わるうち、父親は英雄だったのかテロリストだったのか、何のために死んだのか、疑問がふくらみ、ついにアララトへと旅立つ決意をする――
トルコ政府によるとアルメニア人大虐殺はなかったことになっていて、ほとんどタブー。
2006年にノーベル文学賞を受賞したトルコ人の作家は、トルコ政府に対して虐殺を認めるべきと発言して国賊扱いされてる。受賞に関してもトルコ政府は怒ってたっけ。
どこの国にもこういうの、あるんですねえ。
ある出来事があったのかなかったのか。
いろんな証拠や証言から判断して、自分の信じる「事実」としていくしかない。
登場人物それぞれの「歴史」への向き合い方、もがき方は、人ごとではない。
印象的だったのは、たくさんのアルメニア人が強制的に移送させられていくシーン。
どこまでも続く緑の大地に、青く突き抜けた空。
こんなのどかで平和な風景のなかを、
大切な家族や友人を失い、自身もむごい暴力をうけた人々が、
ふるさとを追われて歩いている。
そのコントラストが非現実的で、でもこれが現実なんだなあと思った。
ところで、「アララト山」はノアの箱舟がたどり着いたところ、という説があります。
「アララトの聖母」ARARAT
2002年、115分 、カナダ
監督 アトム・エゴヤン
出演 デヴィッド・アルペイ 、シャルル・アズナヴール 、アルシネ・カンジアン 、マリ=ジョゼ・クローズ 、イライアス・コティーズ 、ブルース・グリーンウッド
「尼僧物語」
修道女として生きることを決意した主人公は、コンゴでの医療活動に意欲を燃やす。懸命に働く彼女は、やがて自分の信念と修道女としての生き方との矛盾にさいなまれていく――。
オードリーの作品のなかでも評価が高いことに関心をもって、観てみました。
従順そうでいながら、純粋さゆえに頑固でもある、というキャラクターがぴったり。
彼女はキリスト教者であることより、医療奉仕によって人々を救う方が大切だったのだね。
少なくとも彼女にとっての真実と、彼女のいた教会の真実とは違っていた。
教会の教えが正しいのか間違ってるのか、それってわからない。
神の考え(考えというのかどうか知らないが)が人間に理解できないことだって
あるだろうし。
アフリカとの関係のあり方、って部分の批判精神は全然感じなかった。
単なるオードリーたち白人の、物語の舞台。
それはともかく、きらきらと美しいなあ、オードリー。
「尼僧物語」THE NUN'S STORY
1959年、151分 、アメリカ
監督 フレッド・ジンネマン
出演 オードリー・ヘプバーン 、ピーター・フィンチ 、イーディス・エヴァンス 、ペギー・アシュクロフト 、ディーン・ジャガー 、ミルドレッド・ダンノック
オードリーの作品のなかでも評価が高いことに関心をもって、観てみました。
従順そうでいながら、純粋さゆえに頑固でもある、というキャラクターがぴったり。
彼女はキリスト教者であることより、医療奉仕によって人々を救う方が大切だったのだね。
少なくとも彼女にとっての真実と、彼女のいた教会の真実とは違っていた。
教会の教えが正しいのか間違ってるのか、それってわからない。
神の考え(考えというのかどうか知らないが)が人間に理解できないことだって
あるだろうし。
アフリカとの関係のあり方、って部分の批判精神は全然感じなかった。
単なるオードリーたち白人の、物語の舞台。
それはともかく、きらきらと美しいなあ、オードリー。
「尼僧物語」THE NUN'S STORY
1959年、151分 、アメリカ
監督 フレッド・ジンネマン
出演 オードリー・ヘプバーン 、ピーター・フィンチ 、イーディス・エヴァンス 、ペギー・アシュクロフト 、ディーン・ジャガー 、ミルドレッド・ダンノック

